部会長より

(NO.3)

年度末、忙しい雰囲気の日々かと思いますが、会員の皆様はいかがお過ごしでしょうか。

 私は、毎年卒業式が近くなると、3年生の入学式からこれまでの成長が走馬灯のように思い浮かび(当の本人達は受験でそれどころではないのですが)、ラジオで卒業ソングが流れるときにはホロっと涙が出ます。

 「BE PRESENT」という言葉があります。「今現在を意識する」という意味ですが、過去や未来に囚われ過ぎず、今を見つめることの大切さを示している言葉だと思います。児童生徒との関わりを持つ上で、後悔や杞憂は尽きませんが、今を大切に、丁寧に対応することを心掛けたいものです。

 さて、役員会では、6月28日に開催される、5年ぶりになる参集型の研究総会に向けて準備を進めております。研究総会は、校種をこえて学び合える貴重な機会です。半日開催で、コロナ感染症流行前とは違う新たな総会の幕開けとなりますので、健康診断期間の忙しい時期ではありますが、多くの会員の皆様の参加をお待ちしております。

 

 皆様の一日が笑顔で満ち溢れますように。


あれから13年・・・

(No.2)

 

  会員の皆様、いかがお過ごしでしょうか。

 今年は、気持ちの良い秋晴れを感じる日が少なかったですね。

 

 さて、1031日の期実践講座はいかがだったでしょうか。

 髙橋聡美氏の御講話は、今まさにSOSを発信している子供達にどう向き合っていくかを具体的に考え、動くヒントがたくさんあり、私自身の心の眼をもっと養っていきたいと心動かされる内容でした。

 余談ですが、そろそろ年末に向けて学校でも大掃除計画が進んでいるのではないでしょうか。養老孟司氏が、掃除の教育的意味はただ綺麗にするだけではないと言っていました。それは、「体の使い方を覚えること!」だと。人間の脳は、脳内に体験により得た新しいプログラムができると、それを他に使えるようにできる特性があるそうです。例えば、掃除は環境や道具等の違いがあると、どのような方法でどのように使うか創意工夫します。つまり、掃除をすることで得た段取りや、事を成し遂げるための思考方法を、他の取組にも活かすことができるようになる、脳と体が鍛えられるのだと、私は解釈しました。そして、掃除を楽しみながら丁寧にできる人を素敵だなと感じますし、日々の地道な清掃活動が、滋味深い人間を育てる大切な活動だと納得しました。

 

 現在、インフルエンザが大流行中です。新型コロナ感染症で培ったノウハウを活かして子供達の健康とご自身の健康を守って参りましょう。

保健室から見る秋の空です


(NO.1)

令和5年7月26日に大崎事務局からバトンを受け取り、事務局の仕事がはじまりました。段取りが見えてくるまで少し時間がかかりそうですが、役員、事務局員と確認をしながらの一歩一歩かなと思っています。

 先日、エアルームという言葉を初めて知りました。直訳すると「家宝」という意味で、その家や農家に代々伝わる種のことを指します。種をまき、作物を育て、その中で一番良い作物からまた種を採る。気の遠くなる年月とサイクルを繰り返してその土地の風土に合わせ、人と共に残ってきた種がエアルームです。宮城県学校保健会養護教諭部会のエアルームも

今の時代に合わせた、良きものに変換しながら繋いでいけるよう、2年間務めさせていただきます。

新役員・事務局としては、実践講座Ⅱ期のオンライン講演会が新体制での初めての仕事となります。会員の皆様にとって深い学びの時間になることを願っております。

 

 

                               部会長 増 祐里

ルコウ朝顔

 小さいけれどとてもたくましい花です。