会長挨拶

 日頃より当会の活動にご理解とご協力をいただいております関係各位に対しまして、心より感謝を申し上げます。また、学校現場で日々児童生徒の健やかな成長を支え、学校保健の課題解決に取り組んでおられます会員の皆様に敬意を表します。

 

 さて、昨今の児童生徒を取り巻く環境は大きく変化しています。特に不登校や不安を抱える児童生徒の増加は深刻です。さらに情報化社会の発展に伴い、電子媒体の接触時間が増加することによる生活習慣の課題も多く見られます。これらは我が県の健康課題である肥満や痩身、視力低下等にも繋がるものです。

 

 こうした状況において、学校保健の果たす役割はますます重要となってきており、「子供たちが自らの健康を主体的に守り育てる力を育む」ための、我々の研鑽機会はなくてはならないものと考えております。当会の活動が、これら喫緊の課題に対して、新たな視点と具体的な解決策を見出すための取り組みとなることを願っております。

 

 令和7年度より宮城県学校保健会の組織改編が行われ、宮城県学校保健会の事務局は、これまで宮城県医師会内にありましたが、全国の都道府県の状況を踏まえ、事務局を県教育委員会と宮城県医師会が共同で運営することになりました。

 

 これを契機に、昨今の働き方改革の主旨を踏まえ、事業の精選や会務を見直しなど、時代に合った合理化策を検討してまいりました。これまでの活動目的や存在意義は、そのままに、それぞれの会員の職務活動にできるだけ負担とならない新しい体制にしながら、研修、研究、情報交換の場を継続してまいります。

 

 主な組織改編では、学校保健研究会に養護教諭部会・保健主事部会を含め、同会の会長、副会長には、各校種の校長が就任し、養護教諭部会と保健主事部会の組織強化と円滑な運営に取り組んでいきます。また、これまで高等学校の保健主事と養護教諭で活動してきた宮城県高等学校学校保健研究会を、今年度から当会の学校保健研究会に統合して、活動を一元化することにしました。

 

 再編によりこれまで以上に、県内全ての小学校、中学校、高等学校の先生方が一体となって、学校保健に関する研究と実践に取り組むことになります。校種を超えた連携は発達段階に応じた継続的な健康教育のあり方をより深く追求することを可能にしますので、さらに充実した現職教育の場になることを期待しています。

 

 結びに、新しい体制への移行期間でご負担が大きい中、昨年度から事務局を務めていただいている仙台市の先生方に感謝を申し上げるとともに、会員及び関係各位のますますのご繁栄とご健勝をお祈り申し上げ、挨拶といたします。

 

 

 宮城県学校保健会 学校保健研究会 会長 山口 勝弘

(宮城県柴田高等学校 校長)